コンセプト
核家族化と高齢化
我が国では農村部にも都市型生活が進み、家族の分散と細分化による核家族傾向がますます進み、家族のあり方があらためて問われています。
同時に高齢化が進み続ける現状は多死化社会とも言え、2010年度では、119万人が死亡しており今後30年間は増え続くことが予想されています。高齢化はその足を速めており2009年度で65歳以上人口が日本全体の22%を占め2030年度では、その比率が30%を超えることが予想されています。
我が国では農村部にも都市型生活が進み、家族の分散と細分化による核家族傾向がますます進み、家族のあり方があらためて問われています。
同時に高齢化が進み続ける現状は多死化社会とも言え、2010年度では、119万人が死亡しており今後30年間は増え続くことが予想されています。高齢化はその足を速めており2009年度で65歳以上人口が日本全体の22%を占め2030年度では、その比率が30%を超えることが予想されています。
我が国では個人でも多額の金融資産(1,400兆円)を保有していると言われ、世界でも例にない豊かな国民と言っても過言ではありません。ただしこの内の70%以上を所有しているのが65歳以上の高齢者です。
極端な多死化社会の中、高齢層の持つ財産をいかに効率かつ円満に子・孫世代に移転させていくかは重要な課題と言えます。
しかし家族内継承である「相続」が起こったとき、スムーズに遺産分けが行われないケースが後を絶ちません。これは、相続の本質を理解していないことにも原因があります。遺産の分配の仕組みは民法で定められてはいますが、財産の構成上これが機能しないことがしばしば起こります。
一般の人がこれらの仕組み(民法・税法・人生観等)を学習・勉強する機会は、ほとんどありません。だから学ぶ必要があります!
家族が円満に相続を乗り越えることこそ家族の絆を深めるきっかけになるはずです。人は全てにおいて価値観や生活形態に違いがあり、核家族化で生活を共にしていなければなおさらです。いかに親子兄弟姉妹といえども、相手と異なる価値観や相手を思いやる度量も時には必要になります。しかしそれも、相続についての正しい知識を得ていなければ困難です。
本学校は、基本的な相続知識を社会に啓蒙し、少しでも相続問題の解決に寄与できることを念願して設立されたものです。より多くの方に相続とは一体何かを勉強していただき、ご本人だけでなく、子・孫・ひ孫の代までも踏まえた人生設計にお役立ていただければ幸いと考えています。